お菓子

大雑把でも失敗しない、ほろほろタルト土台の作り方

僕がいつも作ってる、ほろほろタルト生地のレシピをメモしておきます。

タルトは難易度高そうなスイーツに見えて、タルトの土台さえできてしまえばフルーツを載せるだけ、一緒に焼きこむだけであまたのフルーツタルトができてしまうので、一つのレシピさえ覚えてしまえば応用力がめちゃくちゃ効くスイーツです。

そして、意外とテキトーに焼いても失敗しないので、僕のレシピもある程度雑にできるところは雑にしてもいいよーとわかるように書いています。(もちろん、几帳面な方は丁寧にやっていただいた方がおいしいタルトができます)

材料

〇直径18㎝タルト型/直径7㎝ミニタルトセルクル型4~6つ分

器具について

タルト型18㎝がメジャーかな?完全一人前なら15㎝、12㎝等もある。材料の調整はググって下さい。
底が取れるタイプが断然失敗が少なくておすすめ
セルクルミニタルトを作るときは。ミニタルトはかわいいし一人用に調整しやすくていい。
ゴムベラ混ぜる。
泡だて器アーモンドクリームを作るときにあればいい。生クリームをトッピングしたいときにも
ボウル適当なやつで
めん棒タルト生地を伸ばす時に。最悪、手でプレスして広げても大丈夫。どうせ底は見えないし

→全部アマゾンで行ける

タルト生地

バター60gできれば無塩バター。最悪普通のでもいい
粉糖40gグラニュー糖でもいい。粉糖の方がほろほろ感が増すと思ってる。飾りつけにも使える
全卵10g後で作るアーモンドクリームと合わせて卵1個分、って感じ
薄力粉100g粉類全部合わせておいて、使う直前にふるうのがいい
全粒粉10gサクサク度と田舎感が増す。こだわりポイントではあるが、ないなら薄力粉の量を足す。
アーモンドパウダー10g甘みを加えるのと、アーモンドクリームとの調和を考えて。

アーモンドクリーム

無塩バター40g最悪普通のでいい
グラニュー糖25g甘さ控えめのレシピ。ここも40gにしているレシピも多い。お好みで。
全卵40g余るのが勿体なかったらタルト生地で使った余りを全部入れてもいいと思う
アーモンドプードル40gふるわなくても何とかなる。丁寧にやるならふるっておく
ラム酒4gなくてもいい。フルーツに合わせて好きなリキュールでいい

作り方

雑にやっても何とかなる!

タルト生地

0.(下準備)バターを常温に戻しておく。

→ゴムベラでふにってなるまで。アーモンドクリーム分のバターも一緒に戻しておこう

→時間が惜しいなら電子レンジでうまい具合に加熱する。(バターが液体にならないように注意!)

1.やわらかくなったバターに粉糖を加えてゴムべらで混ぜる

→粉糖が完全に混ざりきるまで。バターがクリーム状になっていると思う

2.全卵を数回に分けて混ぜる

→ある程度なじめばOK

3.ふるった薄力粉、全粒粉、アーモンドプードルを入れ、ゴムベラで斬るように混ぜる

ポイント!こねるようには混ぜない。こねたらこねた分だけタルトのほろほろがなくなると認識すべし。

炊きたてのご飯を混ぜるように、ゴムベラで切っていけば自然とまとまってくるはず。ある程度まとまってきたら、一つにまとめる

4.生地を一つにまとめ、ラップで包み、冷蔵庫で1時間~半日寝かす

→まとめるときも必要以上にこねないように。一塊になればOK

→冷蔵庫で寝かす工程がないと、バターがゆるゆるになり焼成後に割れるリスクが高まる。

できれば半日寝かしたいけど、まあ一時間でも大丈夫(自分用だから割れても最悪いっか!みたいなノリならいいと思う、誰かにふるまうなら失敗したくないだろうから長めに寝かした方がいいかなという感じ。ちなみに僕は一時間でも失敗はしたことないです)

寝かしてる間に、アーモンドクリームの準備

ぶっちゃけ、混ぜるだけ!かんたん

1.やわらかくなったバターにグラニュー糖を入れゴムべらで混ぜる

→ここまではタルト生地とほぼ一緒

2.全卵を数回に分けて混ぜる

→ここら辺から泡だて器に変えると混ぜやすい

3.アーモンドプードルを混ぜる

→粉っぽさがなくなっていればOK

4.ラム酒を混ぜる

→お好みで。

5.ラップをかけ、冷蔵庫で寝かしておく

→生地に比べ、寝かせる時間にシビアになる必要はない。最悪寝かせる時間0でもいいかなといった感じ。

半日くらい寝かせればしっとり感が増してよし。

洗い物とかすます

焼成

0.下準備(オーブンを180度で予熱しておく)

→高性能オーブンなら気にする必要はないけど、安物のオーブンレンジ等は予熱しておいても扉を開けたときにすぐ温度が下がってしまうことがあるので、少し高めに予熱しておいてもいいかも(今回なら190度とか)

1.寝かしておいた生地をまな板とかに取り出し、めん棒とかで伸ばす

→薄力粉(分量外)を活用しよう

→厚さは好みで良いと思う。自分は厚めに5㎜くらいを目指している。タルト生地をあくまで脇役にしたいなら薄目、ザクザク感が好きなら厚めで

→タルト型より一回り以上大きい感じになったらOK

これより一回りくらい大きいのが理想。理想の写真用意しとけってね

2.バター(分量外)を塗ったタルト型にはめる

→バターは固形のままクレヨンみたいに塗っちゃえばいいと思う。抵抗あるならレンジで溶かして刷毛で塗る

→タルト型に隙間が出ないよう丁寧に張り付ける。はみ出た部分は包丁でこそげ落とす。

→穴が開いた部分、ちょっとここ薄いなと思った部分は余った生地で粘土みたいに補う。

みてわかると思うけど、相当ツギハギしてます。穴がふざげりゃ大丈夫。(継ぎ目をしっかり接着してないとそこからくずれる要因にはなりえます)

→ミニタルトの場合は、ミニタルト型+3㎝くらいの直径に事前にくりぬく。いい感じのお茶碗とかあるといいですね

3.アーモンドクリームを7分目まで詰める

→アーモンドクリームは焼くとなかなか膨らむので注意(ドーム状に膨らむとフルーツ等が乗せづらい)。余りそうでも欲目は出さず余らせておく。余ったクリームは冷凍保管したり、トーストに塗って焼いたり、やはり余ったタルト生地に塗って焼いてクッキーにしたり。

→お好みで、クリームを詰める前に胡桃を粗めに砕いて生地に敷いておくと食感にアクセントが生まれておいしい!

くるみは2個くらい使います

3.5(焼きこみタルトにするなら)ここでフルーツを並べる

→レシピにもよるが、フルーツの焼きこみタルトを作る場合は事前に水分をできるだけキッチンペーパーで吸い取っておくことが成功のコツ。びしょびしょの状態で焼いてしまうと、水分がタルト生地にしみ込んで崩れる原因になる

今回は巨峰

4.180度、30分で焼成!

→ご家庭のオーブンによって熱に差が出てくるので、焼成時間は要調整で。まあ多少失敗しても直ちに黒焦げになることはないので、きを張らずに。

→焼きこみタイプも基本この時間で良いと思うけど、うーん、もう10分くらいは焼きたいことが多い。

いい感じ!

型から外す

→粗熱を取ってから。

→外す時が一番割れやすいので慎重に。

→型と生地との間のバターを溶かすため、外す前に熱々の布巾なんかで型の外側を温めておくとうまく外れやすい。

完成!

あとは好きなフルーツを盛っていただけたら、おいしいフルーツタルトの完成。

お疲れ様でした!